医療法人大光会 城北胃腸科内科クリニック

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     ●定期的に最新の医療情報などを掲載する「最近の医療の話」のページです。

第3回 便秘と下痢のはなし


●便秘とは?

排便の習慣は個人差が大きいため、どの程度で「便秘」となるか明確には決まっていませんが、一般的には数日以上排便がなく腹部膨満感や腹痛など、日常生活に支障がある場合をいいます。

●便秘のタイプと原因

1.弛緩性便秘 
腸の周りの筋肉が緩み、腸の動きが弱くなって、便の押し出しが悪くなった状態です。

 

2.痙攣性便秘 
自律神経の乱れなどによって、腸管自体の収縮が強くなって便が出にくくなった状態です。コロコロとした固い便になります。

 

その他、便意を我慢することが習慣になって起こる便秘、腸が狭くなって起こる便秘、妊娠や腹部の腫瘍などで腸が圧迫されて起こる便秘などがあります。

 

●便秘を放っておくと・・?

たかが便秘、されど便秘。放置していると、腸内で有害物質が発生し、肌荒れや頭痛、大腸ガンを引き起こすとみられています。また、肛門に負担がかかり、痔になりやすくなります。


●下痢とは?

便秘と同様、どの程度で「下痢」となるか明確に決まっていませんが、通常は便の水分が増加した状態をいいます。多くの場合、腹痛を伴い、排便量・排便回数が増えます。

●下痢のタイプと原因

急性の下痢は一般的に、食中毒やウイルス感染、暴飲暴食やストレスによる消化不良などが原因です。慢性の下痢は、消化管の疾患や寄生虫、薬物の影響など、実にさまざまな原因で起こります。下痢が続く場合は病院で診てもらうようにしましょう。

●治療の方法は


いずれも、原因となる疾患がある場合はその治療を優先します。そして、

便秘・・・生活改善と食事による治療をおこないます。

下痢・・・下痢に伴う脱水や栄養障害に対する治療をおこないます。

 


●便秘・・・腸の調子を整える食事をしましょう。


原因となる大きな病気がないことがわかったら、便秘のタイプに合わせた食生活で解消しましょう。

●ポイント1 規則正しく食べましょう

まず毎日の食事から。朝食はとっていますか?お菓子や、ちょっとつまむものだけで済ませたりせず、3食きちんと食べるようにしましょう。

 

●ポイント2 水分をじゅうぶんとりましょう

水分をじゅうぶんにとると便の量が増え、排便がスムーズになります。お茶やお水の他に、食事の中にもスープや汁気の多いおかずを組み込みましょう。

 

●ポイント3 食物繊維のとり方

食物繊維は水分を吸収して便の量を増し、排便をスムーズにします。また、水溶性の食物繊維は便をやわらかくし、不溶性の繊維は腸を刺激し排便を促します。そのため、痙攣性の便秘の場合は、不溶性の繊維は刺激になるのでひかえめに。

 

●ポイント4 腸を刺激しやすい食品〜弛緩性便秘には積極的に、痙攣性便秘にはひかえめに〜

食品から発生したガス、食品に含まれる酸、善玉腸内細菌の産生した有機酸などが、腸管を刺激して腸の動きを活発にします。痙攣性の便秘では刺激を避け、便のかさを増して排便をスムーズにすることが大切です。

 


●下痢・・・まずは水分を確保、そして刺激の少ない食事をしましょう


● ポイント1 食物繊維の多いもの、豆・イモ類は少なめに

腸内でガスを発生し腸管を刺激するので沢山食べないようにしましょう。

 

● ポイント2 アルコール、香辛料、炭酸飲料、冷たい物などはひかえましょう。

腸管に刺激を与えるので、できるだけひかえるようにしましょう。

 

● ポイント3 アレルギーのある食品は避けましょう

食品アレルギーによって下痢が起きている可能性もあります。

 

● ポイント4 一回に食べる量を少なくしましょう

胃腸への負担を軽くしましょう

 

● ポイント5 油脂の多い食品や料理はひかえましょう

油脂類は消化に時間がかかるため、ひかえましょう

 

● ポイント6 やわらかく調理したものを食べましょう

果物は、症状のひどいときはら缶詰を使うとよいでしょう。

 

※万有製薬 (便秘と下痢のときの食事)より
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第2回 逆流性食道炎について


逆流性食道炎とは?

 

食道と胃との境界(噴門)部の筋肉の弛緩等によって、胃酸が食道に逆流することにより、食道に炎症がおこり胸焼けなどの症状を引き起こす病気です。

 


次のような症状があれば胃酸の逆流が疑われます。


●胸がやけつくような感じ

●酸っぱいものがあがってくる

●食べるとものがつかえる感じ

●食後、胸のあたりがジワッと痛む

●横になると胸がむかむかひどく痛む

●胸焼けなどの不快感で夜中に目が覚める

●みぞおちからノドのあたりが、なんとも言えず気持ち悪い

●ノドがいがいが、ひりひり

●声がかれる

●しつこいセキ



また、上記の症状はこのようなときに起こりやすくなります


●食事の後

●横になったとき

●前かがみの姿勢

●おなかに力を入れたとき


胃酸の逆流を防ぐための生活の注意点は

○食べ過ぎや飲み過ぎをしないようにし、特に油物、香辛料のきいたものを避けるようにしましょう。


胸やけを起こしやすい食べ物、飲み物

●油っぽいもの・・・フライ、天ぷら

●甘いもの・・・ケーキ、あんこ菓子、チョコレート

●酸っぱいもの・・・みかん類、トマト、パイナップル、タマネギ

●香辛料・・・唐辛子など

●その他・・・アルコール類、さつまいも、たばこ



○おなかを圧迫しないよう、姿勢に気をつけ、圧迫するような要因は作らないようにしましょう


●食後にすぐ横にならない

●前かがみにならない

●重い物を持ち上げない

●おなかを締め付けないよう、ベルト、帯、コルセットなどはゆるめに

●肥満にならないように

●便秘はしないように

●寝るときは、上半身を少し起こすようにします





生活に気をつけても症状が改善しない場合は、医師にご相談下さい。内視鏡検査やお薬による治療が必要な場合もあります。きちんと治療すればなおる病気ですが、逆流性食道炎は再発しやすく、専門医による正しい診断・治療が必要です。

また、食道癌と逆流性食道炎は症状が似ています。「逆流性食道炎かな?」と思ったら専門医でまずは正しい検査、診断をおすすめします。

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第1回 ヘリコバクター・ピロリについて


ピロリ菌て何ですか?

●ピロリ菌は胃の粘膜に生息している、らせんの形をした細菌です。

●ヘリコバクターの「ヘリコ」は、らせん形(ヘリコイドhelicoid)から命名されていおり、ヘリコプターの「ヘリコ」と同じ意味です。

●一方の端に鞭毛(べんもう)と呼ばれる毛が4〜8本付いていて、活発に運動することができます。

●胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていました。

●1983年にオーストラリアのワイマンとマーシャルという医師が胃からの分離培養に成功し、ピロリ菌が胃の中に生息していることを報告しました。

●その後のさまざまな研究から、ピロリ菌が胃潰瘍などの病気に深くかかわっていることが明らかにされてきました。

   

どうして胃の中で生きていけるのですか?

●胃には、強い酸(胃酸)があるため、通常の菌は生息できません。

●ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素をもっています。

●この酵素を利用すると、ピロリ菌の周辺をアルカリ性の環境にすることができるので、胃酸を中和することによって身を守っているのです。

   

どのようにしてピロリ菌に感染するのですか?

●感染経路はまだはっきりとわかっていませんが、口を介した感染(経口感染)が大部分であろうと考えられています。

●また、ピロリ菌の感染率は、衛生環境と関係していると考えられており、上下水道が十分普及していなかった世代の人で高い感染率となっています。

   

感染を予防する方法はありますか?

●ピロリ菌感染を予防する方法は、よくわかっていません。

●我が国のピロリ菌感染率は、上下水道が十分完備されていなかった時代に生まれた団塊の世代以前の人では約80%前後と高いのですが、若い世代の感染率は年々低くなり、10代、20代では欧米とほとんど変わらなくなってきました。

●衛生環境が整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はないでしょう。

   

ピロリ菌はどんな病気を起こすのですか?

●ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こすことが確認されていますが、ほとんどの人は症状を自覚しません。

胃・十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の発生、さらに再発や治りにくさにピロリ菌が関係していることがわかっています。

   

ピロリ菌を除菌するとどうなるのですか?

●これまで胃潰瘍や十二指腸潰瘍は再発しやすく、再発するたびに治療が必要なやっかいな病気と考えられていました。

●薬を服用することにより、ピロリ菌を退治する治療を「除菌療法」といいます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人がピロリ菌に感染している場合、この除菌療法を行うことによって、完全というわけではありませんが、大部分の潰瘍の再発が抑制されることがわかってきました。

   

ピロリ菌に感染している人は、みんな除菌した方がいいのですか?

●ピロリ菌に感染しているすべての人が除菌療法を受けなければならないわけではありません。

●日本人のピロリ菌感染者の数は約6,000万人といわれていますが、ピロリ菌が原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっている人はそのうちのごくわずかです。

●ほとんどのピロリ菌感染者は、症状もなく、健康に暮らしています。

除菌療法の対象となる人は、胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者さんでピロリ菌に感染している人です。

●もしも、あなたが胃潰瘍や十二指腸潰瘍であっても、除菌療法が必要かどうかは主治医とよく相談してください。

   

潰瘍の原因はピロリ菌なのですか?

●ピロリ菌以外の潰瘍の原因として最も重要なのが、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)です。低用量のアスピリンの服用でも潰瘍ができることがあるので注意しましょう。

●お酒やタバコ、あるいは過度のストレスなどが潰瘍の原因となることがあります。

●ですから、ピロリ菌に感染していない(あるいは除菌した)からといって、決して潰瘍にならない(あるいは再発しない)というわけではありません

   

除菌療法の成功率はどれくらいですか? 失敗した人はどうするのですか?

●正しくお薬を服用すれば、1回目の除菌療法は約80%の確率で成功します。

●1回目の除菌療法でピロリ菌が除菌できなかった場合は、2種類の抗菌薬のうちの—つを初回とは別の薬に変えて、再び除菌療法を行います。この方法で行うと2回目の除菌療法は約80%を超える確率で成功します。

※武田薬品 (ピロリ菌と胃・十二指腸潰瘍Q&A)より

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